スクウェアエニックスの決算でファイナルファンタジー14が収益を下支え、FF16やFF7では売り上げに対し、利益がない事も明かす



スクウェアエニックスの決算でファイナルファンタジー14が収益を下支え、FF16やFF7では売り上げに対し、利益がない事も明かすとしていて、その辺は構造改革を3年かけてやると宣言しているので、その辺でどおようなかじ取りをするのか?


スクウェア・エニックスの最新ゲームはあまり売れていない。4月から6月までの3か月間は大型タイトルのリリースがなかったため、同社の純売上高は前年同期比で18.4%減少した。しかし、全体的には、主にモバイルゲームとMMOゲームが好調だったため、営業利益は250.1%増加した。つまり、『ファイナルファンタジー14』は『デジタルエンターテインメント』の財務状況をプラスに保つ主な要因の一つとなっている。

スクウェア・エニックスの最新の収益報告書によると、MMOゲームの売上と利益は、前年度と比較して唯一上昇しているもののひとつである。MMOが営業利益の68.4%を占める一方で、モバイルゲームは31.1%を占めている。興味深いことに、これらの数字には、先月リリースされたばかりのFF14の最新拡張パック『Dawntrail』は含まれていません。拡張パック前の一時的な落ち込みは、12年続くこのMMOにはそれほど影響を与えていないようで、次の四半期で利益がさらに上昇しても私は驚きません。

実際、スクウェア・エニックスのMMOはしばらく好調で、特に2021年の拡張パック『Endwalker』の成功以降は好調を維持している。同社の直近の会計年度(2024年3月期)では利益を上げている。スクウェア・エニックスは、このカテゴリーにおける主なゲームとして『FF14』と『ドラゴンクエスト10』を挙げている。

5月、スクウェア・エニックスは『ファイナルファンタジー16』や『ファイナルファンタジー7 リバース』などのリリースが利益予想に達しなかったため、ゲーム開発戦略を実質的に再起動すると発表した。新しい戦略の一部は、複数のプラットフォームでゲームをリリースすることである。注目すべきは、両方のゲームを含んだ直近の通年報告書では、売上はまずまずだったものの、開発費の高騰により利益は出ていなかった。今となっては、両方のゲームをPCで同日リリースしていれば、このような事態は防げたかもしれない、とまでは言わないが、そうでないとも言えない。もしかしたら、みんなと彼らの大切な犬が、新しいエアリスのモッドを見るために列を作っていたかもしれない。

高い評価を得ているMMOのFF14がスクウェア・エニックスに十分な利益をもたらしていることは喜ばしいことだが、そのおかげで同社の社長である桐生隆司氏はジェネレーティブAIに完全に賭けることはなかった。とはいえ、そのバブルが早晩弾けることは誰でも予測できたことだろう。それでも、同社は今年初めに『構造改革』の一環として米国と欧州の従業員を解雇した。これは、昨年から大規模なレイオフが相次いでいる業界にとって、さらなる打撃となった。MMOが成功しても、業績が良くなるだけで、より賢明な経営ができるようになるわけではない。


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全世界で2000万人規模にもなる会員数を誇るFF14の下支えは大きかったようですね。一方でFF7やFF16では利益はないと明言されており、厳しい結果になったみたいですね。

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