スマホを通じてゲームをプレイするのが過半数を超えている今時のZ世代の動向を探る
2024/12/14

スマホを通じてゲームをプレイするのが過半数を超えている今時のZ世代の動向を探るとしていて、その辺は小学生高学年位からスマホを持ち始め、そして日常に溶け込んでいる世代なので、無くてはならないコミュニティツールですね。
スマホにより日常化したことの一つが、ゲームです。ゲーム専用機を持たなくても、ゲームアプリをスマホにインストールするだけでプレーできるため、イマドキの10代は普段からゲームを楽しんでいます。
LINEリサーチが高校生に対して行った調査※1によると、毎日スマホでゲームをしている人は55%と過半数を超えています。一方、全くゲームをしない人は16%と少数派です。ゲームをするときは、「暇なときや何もすることがないとき」「家でくつろいでいるときに」という回答が上位を占めています。
※1 LINEリサーチ「いま、高校生がハマっているスマホゲームは?」
一口に「ゲームをする」といっても、取り組む姿勢や時間は異なります。SHIBUYA109エンタテイメントは「Z世代のゲームに関する意識調査※2」において、Z世代のタイプを「ゲームガチ勢」「コミュニケーション重視勢」「暇つぶしゲーム勢」の3つに分類しています。
※2 SHIBUYA109 エンタテイメント「Z世代のゲームに関する意識調査」
「ゲームガチ勢」は、本気でゲームに取り組む人たちで、ゲーム専用機だけでなくPCゲームも楽しんでいます。「コミュニケーション重視勢」は、1人ではなく、友人やゲーム仲間とプレーする人たちです。「暇つぶしゲーム勢」は、スマホゲームしかやらず、プレー時間も課金額も低めです。勉強から逃避したいときにプレーする、といった人が当てはまります。
保護者として不安を覚えるのは、「ゲームガチ勢」と「コミュニケーション重視勢」でしょう。ゲームガチ勢は、アイテム購入や環境整備に費用がかかり、プレー時間も長くなります。コミュニケーション重視勢も、ゲーム仲間との交流のためにプレーをやめられなくなり、仲間に強く見られたいなどの理由からアイテムを購入します。ゲーム仲間は、リアルの友人だけでなく、ネットだけの友人もいます。もし、子どものゲーム行動に問題があると思ったら、どのタイプかを考えると対策が立てやすくなります。
とはいえ、ゲームガチ勢の人は、親もゲーム好きだと答えている人が半数を超えています。ゲームは一概に禁止すべきものではなく、親子のコミュニケーションに役立っている面もありそうです。
広告で見たらインストール
さて、若者はどこで新たなゲームアプリの情報を得ているのでしょうか。実は、若い人ほどスマホに表示される広告からゲームアプリをダウンロードしています。ドリーム・トレイン・インターネットが2024年8月に発表した調査※3では、「広告を見てダウンロードしたことがある」と回答した人は、50代で10.5%だったのに対して10代では34.3%となっています。
※3 ドリーム・トレイン・インターネット「ゲームに関するアンケート」
新作ゲームは、「YouTube」や「TikTok」などで配信されているゲーム実況で知る機会が多いのですが、ゲームの広告もしっかり内容を確認し、興味があればそのままダウンロードしています。そして、もしつまらなければアンインストールすればいいという、タイパ(タイムパフォーマンス)主義の世代ならではの行動パターンが見られます。
ゲームのインストールや課金を保護者が管理するには、ペアレンタルコントロールの設定が有効です。子どもがアプリをインストール、または課金をするときに保護者のスマホから「許可」することが必要になります。子どもがスマホで何をしようとしているのか、事前に把握することでトラブルを防げます。
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自分は無料であれ、スマホゲーをしないというある意味珍しいタイプなので、課金するべくして成り立つ仕組みを理解しているので、手を出さないんですね。その辺は考え方の違いですね。