著名なアナリストが、ニンテンドースイッチ2の最初のアナウンスは大成功だっただろうと指摘、その訳とは？
2025/01/19
著名なアナリストが、ニンテンドースイッチ2の最初のアナウンスは大成功だっただろうと指摘へ、その訳とは？としていて、驚きが少ないなど揶揄する人もいますが、wiiUの大失敗から教訓を得ていると評価していますね。
ついに『Nintendo Switch 2』が公式発表されました。数年にわたる憶測ののち、日本の企業が2025年に発売予定の新型ゲーム機を発表しました。
オリジナルの『Nintendo Switch』は約8年前に発売されました。携帯型/家庭用ゲーム機のハイブリッドというユニークなコンセプトがゲーム界を魅了し、前回の更新時点で1億4600万台以上を売り上げ、史上最も売れたゲーム機の一つとなりました。しかし、任天堂はWii Uやゲームキューブ、さらにはニンテンドー64のような失敗を経験したこともありました。ニンテンドースイッチ2の初期の反応はポジティブなもののようですが、発表に関する見解を聞くために、MIDiA ResearchのゲームアナリストであるRhys Elliott氏に連絡を取りました。
Rhysさん、任天堂は安全策に走り過ぎたと思いませんか？
任天堂がただ単に、より大きく、より優れたスイッチを作ったのは賢明な判断でした。オリジナルの慣性を活用したことは賢明です。ニンテンドースイッチ2は安全策を取っていますが、発表ビデオでは、ファンの長年の要望であった、より大きな画面（ベゼルは小さくなったように見える）、頑丈なキックスタンド、より大きなJoy-Conなどのクオリティ・オブ・ライフの改善が示されています。任天堂は、噂されているマウス機能のように、もう少し意外なものを発表するかもしれません。
特に、この名称についてはどう思いますか？
『Switch 2』というストレートな名称は正しい選択です。任天堂はWii Uの紛らわしい名称と、そのコンソールの決定的な失敗から、厳しい教訓を学びました。多くの消費者（カジュアルなユーザーだけでなく、コアなユーザーも）は、Wii UをWii Fit Balance BoardやWii Motion PlusのようなWiiの追加機能だと考えていました。このマーケティング上の失態により、任天堂がWiiで築き上げた成功はほぼ台無しになってしまいました。もしSwitchがカルチャー現象になっていなかったら、状況は悲惨なものになっていたでしょう。そして、任天堂のリーダーシップ（かつてないほど保守的になっています）はそれを理解しています。
任天堂は、すべてのコンソール事業をSwitchに託しているため、ファンを混乱させるリスクは冒せません。結局のところ、任天堂の映画、テーマパーク、おもちゃ、さらには目覚まし時計にまで及ぶクロスメディア戦略は、すべて同社のコアコンソールブランドに帰結します。ブランドの心臓部が機能しなくなれば、すべてが崩壊します。
コアゲーマーはNintendo Switch 2に群がるでしょうか、それとも群がらないでしょうか？
コアゲーマーは、カジュアルゲーマーや一般の人々よりも満足させるのが難しいです。Steam DeckやROG Allyなどの他の携帯型コンパニオンデバイスは、Switch 2よりも高い処理能力を持っている可能性が高く、コアゲーマーはこれらの比較を行うでしょう。しかし、少数派の声高なゲーマーの多くは、それでもSwitch 2を購入すると予想されます。そして、彼らは任天堂の主なターゲットオーディエンスではありません。家族やカジュアルゲーマーが主なターゲットです。
任天堂は、コアゲーマーに人気のある『メトロイドプライム4』について、ひどく沈黙しています。このシリーズは、任天堂の他のタイトルと比較するとニッチなシリーズですが、一部のコアゲーマーを惹きつけるでしょう。また、ポケモンファンの間では、最近のポケモンゲームで目立っていたフレームレートやパフォーマンスの問題が大きな痛手となっているため、より高速な『ポケモンレジェンズ：Z-A』に魅力を感じるでしょう。
新しいゲーム機のソフトウェアの見通しについて、ファーストパーティとサードパーティの両方についてどう思いますか？
任天堂は、Switch 2専用ゲームが存在することを確認しています。マリオカート8デラックスは6,400万本以上を売り上げていますので、マリオカート9をSwitch 2専用ゲームにすれば、新しいゲーム機にプレイヤーを呼び込むのに非常に魅力的でしょう。任天堂の他のフランチャイズに基づくキャラクターやコースを追加すれば、多くの人々を惹きつけるでしょう。社内スタジオの開発スケジュールを考慮すると、任天堂はニンテンドースイッチ2の発売期間中に発売するタイトルという金脈を温存しているようです。マリオカートに加えて、新しい3Dマリオ、アップグレードされたポケモン、そして恐らくは1年目にはいくつかのサプライズがあるでしょう。任天堂は全力を尽くすでしょう。
注目すべきは、『どうぶつの森』の発売からほぼ5年が経過していることです。2020年に発売され、4500万本以上を売り上げ、時代の文化となった『あつまれどうぶつの森』の続編が発表されることは確実であり、この発表は、居心地の良いゲームファンを総動員することにもなるでしょう。新しい『どうぶつの森』や『マリオカート』は、ロックダウン中にプレイしていた一部の消費者を再び呼び戻すことになるでしょう。
下位互換性も重要だと思います。ゲーマー、特に若い世代は、市場にそれを期待しています。競合他社であるシリーズXやPS5世代でも行われています。任天堂はここでファンを遠ざけたくはないでしょう。
サードパーティのスタジオについてはどうでしょうか？
ユービーアイソフトを除いて、多くのサードパーティパブリッシャーはWii Uの不振に恐れをなして、オリジナルのSwitchには乗り遅れました。しかし、Nintendo Switch 2では状況は異なり、サードパーティは最初から参入することでしょう。Switch 2は、サードパーティ開発者がゲームカタログのライフサイクルを延長するための足がかりを提供し、大手・中小を問わずサードパーティ開発者にとって、エンゲージメントと収益の増加を約束します。
EAやUBIなどの企業にとっては、PS4やXbox One時代の古いゲームの製品ライフサイクルを延長するチャンスとなるでしょう。そういえば、XboxやPlayStationでさえ、ゲームの発売はSwitchの方が多いですね。これらの企業がオフプラットフォーム戦略を継続するにつれ、Switch 2ではさらに活気づくことでしょう。私はすでにSteam DeckでHaloをプレイできています。いつかSwitch 2でもプレイできるようになると思います。
とりあえずファーストコンタクトは大成功だったとしていて、それは間違いないでしょうね。wiiUでの大失敗が教訓になっているとして、それを反映した形だろうと示唆した話ですね。
