セガサターンは何故売れなかったのか?を考察、その内容とは?(リライト記事)



セガサターンは何故売れなかったのかを考察、その内容とは?(リライト記事)有名なのはFF7 がターニングポイントになったというものですが、海外戦略が大失敗したのが一番大きな出来事でしたね。


SEGAは以前からゲーム業界で戦ってきたプレイヤーですが、SONYはプレイステーションがゲーム業界初進出。ノウハウという観点からすると、SEGAの方が有利な点は多かったはず。

プレイステーションとセガサターンは発売時期も性能も同じくらい。

それなのにプレーステーションと販売台数を比べると10倍以上の差があります。

セガサターンが売れなかった理由は「ファイナルファンタジー7」
当時のゲーム機市場No.1はスーパーファミコンでしたが、ドラゴンクエストやファイナルファンタジー等の人気ソフトもスーパーファミコン対応。


そこでSONYの人達は思ったはずです。「ファイナルファンタジーをプレステで出してくれたらシェア獲れる!」と。

3D性能とかグラフィックスがキレイかにこだわるのはメーカーサイドの話であって、買う側からすると「どんなソフトが出るか」が大事なんです。

SONYの方達は必死でファイナルファンタジーとドラクエ獲得に向けて行動したのでしょう。その後ファイナルファンタジー7はプレーステーションで販売され、ソフトのヒットと共にプレーステーションは売れました。

一方でSEGAはバーチャファイターなど、独自のゲームに主軸をおきましたが、結果は上記の通り。

今度はゲームソフト開発側の立場になってみると「ゲーム開発するなら販売数が伸びやすいシェアNo.1のゲーム機でやりたいよね」となります。

そうするとプレーステーションにますます人気ソフトが集まる事になり、ユーザーからすると「人気ゲームやりたかったらプレステ買うしかないな」となりセガサターンと10倍以上の差がついたという訳です。(確かにセガサターンのゲームはちょっとマニアックなものが多かった)

その後SEGAはセガサターン→ドリームキャストとゲーム機を出しますが現在は撤退しています。

対してプレーステーションはPS4まで進化して現在も人気のゲーム機となっています。

番外編:ニンテンドー64はなぜそこそこ売れたのか?
プレステ 1憶200万台
セガサターン 926万台


それに対してニンテンドー64はドラクエもファイナルファンタジーも無いのに3,293万台売れています。

理由は任天堂の独自資源「マリオ」が大きいのだと思います。世界中で人気の「マリオのゲーム」がやりたかったらニンテンドー64を買うしかなかったのです。

また、戦う市場もプレステ・セガサターンと違って、「若い年齢層を狙ったゲーム機」という位置づけだったのも売れた理由ですね。


関連リンク(リンク切れ)


日本ではFF7が出る前はサターンの売れ行きが勝っていて、決定的な出来事と称されていますが、ハード設計から2Dに固執した部分が大きく、時代を本当の意味で読み切れていなかったのが敗因ですね。

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