GDC2025講演で、Helldivers 2の開発と成功について語り、開発期間が見積の倍掛かってしまった経緯を説明へ



GDC2025講演で、Helldivers 2の開発と成功について語り、開発期間が見積の倍掛かってしまった経緯を説明へとしていて、何故そのような事が起こったのかというものであって、その辺を指摘していますね。


Helldivers 2のクリエイティブディレクターであり、Arrowhead Game StudiosのCCOであるJohan Pilstedt氏は、先ごろ開催されたGame Developer’s Conference 2025の講演で、Helldivers 2の開発と成功について語りました。PCGamerの取材に応じたPilstedt氏は、ゲームの開発が計画の不備により困難であったことを明らかにしました。

Pilstedt氏は講演で、Helldivers 2の開発は、通常ゲーム開発に必要な事前の計画段階を踏んでいないことを明らかにしました。むしろ、スタジオではゲームの開発を4年ほどで終えることができると想定していました。

『私たちはいくつかのアイデアを検討していましたが、私たちの能力を超えるほど複雑なゲームを作ってしまい、締め切りに間に合わなかったという苦い経験があったため、少し慎重になりました。 とてもエネルギーを要するのです』とPilestedt氏は語ります。『そこで私たちは『これは簡単だ。おそらく4年でできるだろう』と言ったのです。』

結局、Helldivers 2の開発には当初の予測のほぼ2倍の時間がかかりました。 Pilstedt氏によると、このゲームの開発期間は7年11ヶ月と26日だったということです。 その主な原因として、同氏はスタジオが事前準備段階をスキップし、計画なしでいきなり本格的な開発に着手したことを挙げています。

『ゲームの方向性はすでに決まっていたので、すぐに制作に取り掛かりました。本当に、本当に、本当に悪い考えでした』とPilestedt氏は語ります。『何百万、何千万、何億ドルものお金をゲーム制作に費やす前に、必ず下調べをしましょう。』

Helldivers 2の開発に関する詳細は、今月初旬にゲームのリリース1周年を祝うライブストリームで公開されました。ライブストリームで、製品テスト部門の責任者であるPatrick Lasota氏は、この協力型シューティングゲームは当初5人チームを想定して設計されていたことを明らかにしました。

『Helldivers 2は、もともと5人用に設計されていました』とLasota氏は語ります。『これはJohannの判断で、4人でプレイしているときに5人目が参加すると、突然3人組と2人組ができてしまい、バランスが崩れるという考えがあったからです。しかし、5人でプレイしていて誰かが参加すると、2人組が3つできて、3つのグループが1つのペアになるというわけです』

今日『Helldivers 2』で目にするような4人チームのクアッドを採用するという決定は、主に『当初のコンセプトがうまく機能しなかった』という事実によるものです。Lasota氏によると、5人プレイのクアッドでは、1人のプレイヤーが『ただ立ち尽くして、アクションに参加していない』状態になってしまったそうです。また、プレイヤーがミッションに挑むための戦略の選択肢が広がったことで、スタジオがプレイヤーに感じてほしかった緊張感がかなり失われてしまいました。

同じライブストリームで、Lasota氏は、スタジオが当初予定していたアイデアの多くを最終的にカットしたことも明らかにしました。これには、プレイヤーが着陸できる惑星のバリエーションを増やすというアイデアも含まれており、中には重力の異なる惑星も登場する可能性がありました。しかし、低重力でのジャンプや着陸はアニメーターにとって余分な作業となるため、このアイデアは最終的にボツになりました。

Helldivers 2はPCとPS5で入手可能です。


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開発の見積もりをとるべきだとして、期間は倍の約8年も費やしたとして、その苦労が報われるヒットになって何よりですね。開発の長期化がここでも指摘されており、今のゲームは大型プロジェクトになりがちですね。

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